山形市議会 1995-12-22
平成 7年12月定例会(第5号12月22日)
平成 7年12月定例会(第5号12月22日)
平成7年12月22日(金曜日)
〇
出席議員(40名)
1 番 石 澤 秀 夫 君 2 番 高 橋 啓 介 君
3 番 渡 辺 弥寿雄 君 4 番 石 沢 忠 八 君
5 番 高 橋 博 君 6 番 金 峰 聡 和 君
7 番 鈴 木 善太郎 君 8 番 澤 渡 和 郎 君
9 番 斎 藤 淳 一 君 10 番 加 藤 賢 一 君
11 番 渡 辺 ゆり子 君 12 番 豊 川 和 弘 君
13 番 加 藤 孝 君 14 番 竹 田 和 義 君
15 番 高 橋 民 夫 君 16 番 荒 井 啓 君
17 番 長 瀬 洋 男 君 18 番 高 橋 伸 行 君
19 番 峯 田 豊太郎 君 20 番 阿 部 喜之助 君
21 番 高 橋 嘉一郎 君 22 番 佐 藤 義 久 君
23 番 酒 井 靖 悦 君 24 番 佐 竹 盛 夫 君
25 番 佐 貫 宏 一 君 26 番 小野寺 建 君
27 番 尾 形 源 二 君 28 番 阿 部 豊三郎 君
29 番 会 田 邦 夫 君 30 番 渡 辺 秀 夫 君
31 番 枝 松 昭 雄 君 32 番 武 田 一 夫 君
33 番 佐 藤 稔 君 34 番 浅 野 泰 孳 君
ただいま上程されました議第148号から議第150号までの議案3件については,会議規則第37条第2項の規定により,委員会の付託を省略して審議されるよう動議を提出いたします。
○議長(大沢久君) ただいま,
酒井靖悦議員から提出されました動議を議題とするにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大沢久君) ご異議なしと認めます。
よって,
委員会付託省略の動議を議題といたします。
お諮りいたします。ただいまの動議のとおり決するにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大沢久君) ご異議なしと認めます。
よって,議第148号から議第150号までの議案3件については,
委員会付託省略の動議が可決されました。
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◎討論
○議長(大沢久君) これより討論に入ります。
討論の通告がありませんので,討論を終結いたします。
――
―――――――――――――――――
◎採決
○議長(大沢久君) これより採決いたします。
日程第3 議第148号から日程第5 議第150号までの議案3件を一括して採決いたします。
お諮りいたします。議題に供している議案3件を原案のとおり決するにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大沢久君) ご異議なしと認めます。
よって,日程第3 議第148号から日程第5 議第150号までの議案3件については,原案のとおり同意されました。
――
―――――――――――――――――
◎議会案第10号ほか5件
○議長(大沢久君) 日程第6 議会案第10号から日程第11議会案第15号までの議会案6件を一括して上程といたします。
この場合,提案者の説明を求めます。
〜
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
○(議会案第10号)
法務局職員の
大幅増員を求める意見書の提出について
山形市議会は,次のとおり,
法務局職員の
大幅増員を求める意見書を提出します。
平成7年12月22日提出
提出議員 佐 藤 義 久 同 鈴 木 善太郎
同 渡 辺 弥寿雄 同 澤 渡 和 郎
同 斎 藤 淳 一 同 高 橋 民 夫
同 阿 部 喜之助 同 佐 藤 稔
同 渡 辺 卓 弥
法務局職員の
大幅増員を求める意見書
法務局の職場においては,近年の社会情勢の発展にともない,登記申請や
登記相談事件に対する事務量が著しく増大しているにもかかわらず,人員増はほとんど皆無という状況にあり,部外応援を受けて登記事務の処理を行っています。そのため,市民生活に重大な関わりのある
人権擁護・戸籍・供託等の事務も,人員不足から迅速な
事務処理が果たし得ないという状況が恒常化しています。
このようなことから,衆・参両院の
法務委員会において『「法務局」「
更正保護委員会」「
入国管理官署」の
大幅増員に関する請願』が,昭和55年から16年間連続して全会派一致で採択されているが,いまだ依然として見るべき改善が成されていない状況であります。
よって,地域住民の権利と財産の擁護及び
経済取り引きの安全確保並びに行政機関として正常に業務処理ができる体制を維持するためにも,
前記請願採択の趣旨を踏まえ,
法務局職員の大幅な増員を行うよう要望いたします。
以上,
地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出します。
山 形 市 議 会
内閣総理大臣┐
大蔵大臣 │
法務大臣 │あて
総務庁長官 │
人事院
総裁 ┘
〜
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
○(議会案第11号)
米兵による
女子小学生暴行事件に抗議し,
日米地位協定の
見直し等を求める意見書の提出について
山形市議会は,次のとおり,米兵による
女子小学生暴行事件に抗議し,
日米地位協定の
見直し等を求める意見書を提出します。
平成7年12月22日提出
提出議員 佐 藤 義 久 同 鈴 木 善太郎
同 渡 辺 弥寿雄 同 澤 渡 和 郎
同 斎 藤 淳 一 同 高 橋 民 夫
同 阿 部 喜之助 同 佐 藤 稔
同 渡 辺 卓 弥
米兵による
女子小学生暴行事件に抗議し,
日米地位協定の
見直し等を求める意見書
9月4日,沖縄県で起きた米兵3人による
女子小学生暴行事件は,沖縄県民はもとより日本国民に大きな衝撃を与えました。この事件は,人間の尊厳,人格を無視した蛮行であり,断じて許しがたい凶悪な犯罪であります。今回の事件のみならず,沖縄の本土復帰後も米軍人による犯罪は多発しており,沖縄県をはじめ
米軍基地の存在する地域住民は,不安と犠牲のなかでの生活を強いられています。
また,沖縄県には,
日米安全保障体制による
在日米軍基地の75%が集中し,冷戦終結後も,基地の重圧のもとに置かれているのです。今回の事件発生後,沖縄県人の強い抗議の高まりと全国的な広がりにもかかわらず,先の
日米安全保障協議委員会では,地位協定の条文には手をつけないことで合意し,
刑事裁判管轄権の条項だけを運用面で手直しして事態を収めようとしています。
しかし,今後の
日米関係のあり方については,両国間における率直な話し合いを通じ,21世紀を展望した真の友好的に
日米関係を構築していくべきであり,中長期的な視点に立って現行の
地位協定等を含む議論を積極的に行うべきであります。
よって,政府においては,今回の事件に対し厳重に抗議するとともに,下記事項について速やかに措置を講じられるよう強く要望いたします。
記
1.米軍の綱紀粛正及び米軍人・軍属による犯罪の根絶を図ること。
2.犯罪捜査の障害となっている
現行日米地位協定の改定をすると同時に,
米軍基地の縮小を促進すること。
以上,
地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出いたします。
山 形 市 議 会
内閣総理大臣┐
外務大臣 │あて
防衛庁長官 ┘
〜
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
○(議会案第12号)
診療報酬の引き上げ及び改善を求め,
患者負担の拡大に反対する意見書の提出について
山形市議会は,次のとおり,
診療報酬の引き上げ及び改善を求め,
患者負担の拡大に反対する意見書を提出します。
平成7年12月22日提出
提出議員 荒 井 啓 同 高 橋 啓 介
同 石 澤 秀 夫 同 高 橋 博
同 渡 辺 ゆり子 同 竹 田 和 義
同 峯 田 豊太郎 同 武 田 一 夫
同 宝 沢 啓 輝
診療報酬の引き上げ及び改善を求め,
患者負担の拡大に反対する意見書
高齢化社会を迎え,国民の医療,保健,福祉に対するニーズが高まっており,誰でも安心して医療を受け,健康で快適な生活を送ることは国民の願いであります。
しかし,
診療報酬の引き上げ幅は低く抑えられており,来年4月に予定されている
診療報酬改定も低い水準での改定であります。その結果,低い
診療報酬のため全国の病院,病床は減少し,自治体病院はもちろん開業保険医の経営も,年々大変厳しい状況になっています。また,国民の公平に医療を受ける権利がありながら,長期入院が抑制され,さらに入院給食が有料化されるなど,自己負担が大幅に増えています。
よって政府は,公的医療の充実で,いつでも,どこでも,気軽に医療を受けられるよう下記の対策を講じられることを強く要望します。
記
1.特定療養費の拡大や薬剤の保険外しをやめ,保険で良い医療が出来るように,
診療報酬の大幅な引き上げ・改善を行うこと。
2.健康保険本人2割,老人医療1割など,
患者負担の引き上げをやめること。
以上,
地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出いたします。
山 形 市 議 会
内閣総理大臣┐
大蔵大臣 │
厚生大臣 │あて
自治大臣 ┘
〜
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
○(議会案第13号)
歯科保険診療の充実を求める意見書の提出について
山形市議会は,次のとおり,
歯科保険診療の充実を求める意見書を提出します。
平成7年12月22日提出
提出議員 荒 井 啓 同 高 橋 啓 介
同 石 澤 秀 夫 同 高 橋 博
同 渡 辺 ゆり子 同 竹 田 和 義
同 峯 田 豊太郎 同 武 田 一 夫
同 宝 沢 啓 輝
歯科保険診療の充実を求める意見書
高齢化社会が進む中,口腔が健康に密接に関係しているとの理解が広まっており,健やかに過ごしたいとのいう住民の願いは強まっています。
しかし,長年にわたる医療費抑制政策で,歯科医師は十分に技能を発揮出来ず評価が低く押えられており,歯科技工士,歯科衛生士の評価も低く,長時間労働・低賃金になっています。また,医療費の引き上げ幅も低く押えられ,歯科医師の困難は一層拡大しています。
したがって,
歯科保険診療の充実により,良い歯科医療を提供し,将来的に医療費を削減出来ると考えます。
よって政府は,この重大な実情をかんがみて下記の対策を講じられるよう強く要望します。
記
1.特定療養費の拡大をやめ,
歯科保険診療を充実すること。
2.初診料,再診料,診断料,歯を残すために必要な医療など,歯科医師の基礎的技術料を大幅に引き上げること。
3.保険で良い入れ歯を実現するために,
診療報酬を大幅に引き上げること。
4.歯科技工士や歯科衛生士の技術と労働をふさわしく評価すること。
以上,
地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出いたします。
山 形 市 議 会
内閣総理大臣┐
大蔵大臣 │
厚生大臣 │あて
自治大臣 ┘
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○(議会案第14号)
新食糧法の施行に伴う新たな「食料・農業・
農村基本法の制定」を求める意見書の提出について
山形市議会は,次のとおり,新食糧法の施行に伴う新たな「食料・農業・
農村基本法の制定」を求める意見書を提出します。
平成7年12月22日提出
提出議員 会 田 邦 夫 同 佐 竹 盛 夫
同 金 峰 聡 和 同 加 藤 賢 一
同 加 藤 孝 同 酒 井 靖 悦
同 小野寺 建 同 渡 辺 秀 夫
同 枝 松 昭 雄 同 深 瀬 悦 男
新食糧法の施行に伴う新たな「食料・農業・
農村基本法の制定」を求める意見書
現行の農業基本法が制定されてから三十有余年が経過し,この間,我が国の農林漁業・農山漁村を取り巻く状況は,生産力の後退,農業収入の減少,担い手の不足,中山間地域の一層の過疎化等,生産基盤と生活基盤の立ち遅れが進み,大変厳しいものとなってきております。とりわけ,本年11月から,生産調整による需給の均衡および価格の安定を基本とした市場原理の導入,規制緩和による流通の合理化を図ることを目的とした「主要食糧の需給及び価格の安定に関する法律」が施行され,農家が営農の将来展望を見い出せない現状にあります。
一方,我が国の穀物自給率は22%となり,多くの食料を外国に依存し,かつその自給率が世界の中でも非常に低い水準まで低下しているため,国民の間には安全な食料の安定供給を求める声が高まってきています。
このような中で,今後は,国民の主食である米の需給と価格の安定を図るにあたっては,計画流通米の安定確保が重要であり,生産者・生産者団体等と行政とが一体的に対応していく必要があります。また,世界的な人口・食料・環境の危機が憂慮される今日,国内食料自給率の向上や農林水産業の再建は,我が国の国際的責務であります。
よって,政府におかれましては,新食糧法施行に対応して,安全な食料の安定供給,農林水産業のもつ多面的な公益機能,地域社会・農山漁村の活性化を一体とした,新たな「食料・農業・
農村基本法」を制定し,また,制定にあたっては次の事項を配慮され新法にその旨盛り込まれるよう強く要望します。
記
1.食料自給率の向上,安全な食料の安定供給を国の基本的役割とすること
2.農林水産業のもつ国土・環境保全など公益機能を位置付けること
3.農林水産業の振興による地域経済・社会の活性化を図ること
4.農林水産業の生産基盤と生活基盤を一体的に整備すること
5.中山間地域の農林業の振興および所得保障で定住化を図ること
6.資源の循環による接続可能な農林水産業をめざすこと
以上,
地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出いたします。
山 形 市 議 会
内閣総理大臣┐
農林水産大臣│
大蔵大臣 │あて
通商産業大臣│
食糧庁長官 ┘
〜
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
○(議会案第15号)
学校給食に対する
国庫補助堅持に関する意見書の提出について
山形市議会は,次のとおり,
学校給食に対する
国庫補助堅持に関する意見書を提出します。
平成7年12月22日提出
提出議員 会 田 邦 夫 同 佐 竹 盛 夫
同 金 峰 総 和 同 加 藤 賢 一
同 加 藤 孝 同 酒 井 靖 悦
同 小野寺 建 同 渡 辺 秀 夫
同 枝 松 昭 雄 同 深 瀬 悦 男
学校給食に対する
国庫補助堅持に関する意見書
大蔵省は,新食糧法施行による米の生産・流通体制の大幅な変革に対応して,
学校給食用の米に対する補助金を平成8年度から全廃し,全額を受益者,すなわち児童・生徒の保護者の負担に切り替える方針であり,牛乳に対する補助金についても予断を許さない状況であると言われております。
これまでにも,大蔵省におかれては,歳出削減のために種々の国庫補助制度廃止の方針を幾度か示してきたところでありますが,
学校給食に対する国庫補助制度が廃止ともなれば,児童・生徒一人につき毎月約180円の新たな保護者負担となります。
学校給食は児童・生徒の健全な発育に資し,国民の食生活の改善に寄与するものであり,これに対する国の補助の打ち切りは容認できません。
よって,政府は,
学校給食に対する現行の国庫補助制度を堅持されるよう強く要望します。
以上,
地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出します。
山 形 市 議 会
内閣総理大臣┐
文部大臣 │あて
大蔵大臣 ┘
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〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
◎提案理由の説明
○議長(大沢久君) 議会案第10号及び議会案第11号の2件について,7番 鈴木善太郎議員。
〔7番 鈴木善太郎君 登壇〕
○7番(鈴木善太郎君) ただいま上程されました議会案第10号及び第11号の意見書2件について,提案者を代表して提案理由を申し上げます。
最初に,議会案第10号
法務局職員の
大幅増員を求める意見書についてから申し上げます。
法務局は,登記をはじめ,戸籍や供託,また行政訴訟や
人権擁護など国民の権利と財産を守る行政事務を取り扱っており,これらの業務は地域住民と深い関わりを持っております。その事務量は,国民の権利意識の向上に伴い,年々増加しており,特に登記事務にあっては,国の景気浮揚策としての大型公共投資や地域開発などにより急増し,本市においても山形ニュータウンの開発や高速交通網に備えた道路整備など,今後とも事務量の増加が予想されます。
また,近年は土地や建物についてのトラブルや相続問題などの相談件数も増加の傾向にありますが,これらに対する専門職員による手だてがほとんどできない状態にあります。また,わずかな職員増は遅れる登記部門に吸収され,いじめや体罰など市民生活に重大な関わりを持つ
人権擁護や戸籍,供託事務などの処理に対する機能を十分に果たし得ない状態が恒常化しております。
これらのことから,衆・参両院の
法務委員会において,法務局,更生保護委員会,
入国管理官署の
大幅増員に関する請願が昭和55年から16年間連続して全会派一致で採択されておりますが,いまだ見るべき改善は図られておりません。
従いまして,地域住民の権利と財産の擁護及び経済取引の安全確保,そして行政機関として正常に業務処理ができる体制を維持するために,
法務局職員の
大幅増員を求めるよう,お手元に配布いたしております文書のとおり,国に対し,意見書を提出しようとするものであります。
次に,議会案第11号米兵による
女子小学生暴行事件に抗議し,
日米地位協定の
見直し等を求める意見書をについて申し上げます。
去る9月4日に沖縄県で発生しました在日米軍人3人による,
女子小学生暴行事件は人間としてあるまじき凶悪な犯罪であり,日本国民に強い衝撃を与え,大きな社会問題となっております。
今回の事件発生後,沖縄県人の強い抗議の高まりと,全国的な抗議の広がりにもかかわらず,
日米地位協定の
刑事裁判管轄権の条項だけを運用面で手直して事態を収めようとしています。
しかし,今回の事件のみならず,沖縄の本土復帰後も,米軍人による犯罪が多発しており,
米軍基地の存在している地域住民は不安と犠牲の中での生活を強いられております。
これらのことを考えると,米軍人の犯罪捜査の障害となっている現行の
日米地位協定がそのままでは諸問題の解決は困難であり,見直しが必要であります。
よって,政府においては,今回の事件に対し厳重に抗議するとともに,米軍人の綱紀粛正及び犯罪の根絶を図り,さらには現行の
日米地位協定の見直しと
米軍基地の縮小の促進が図られるよう,お手元に配布いたしております文書のとおり,意見書を提出しようとするものであります。
以上で,提案理由の説明を終わりますが,ご賛同賜りますようよろしくお願い申し上げます。
○議長(大沢久君) 議会案第12号及び議会案第13号の2件について,2番 高橋啓介議員。
〔2番 高橋啓介君 登壇〕
○2番(高橋啓介君) ただいま上程されました議会案第12号及び議会案第13号の2件について,提案者を代表して提案理由を申し上げます。
最初に,議会案第12号
診療報酬の引き上げ及び改善を求め,
患者負担の拡大に反対する意見書について申し上げます。
高齢化社会が進む中で,国民の医療,保健,福祉に対するニーズが高まっており,国民が誰でも安心して医療を受け,健康な生活を送ることは国民の切実な願いであります。しかし,医療経営を巡る状況は厳しいものがあり,低い
診療報酬に抑えられています。そのため,自治体病院の7割が経常損失を計上し,地域医療を担う開業保険医の経営も大変となっています。このような状態では,地域の方々の期待に応えた医療の確保が困難になっております。また,長期入院については,
診療報酬の逓減制が強化される中で,この間,長期入院が抑制され,さらに入院給食費が有料化されたため自己負担増に耐えかねる患者も大幅に増加しています。
よって,政府に対して,公的医療の充実で国民にゆきとどいた医療を保障するため,
患者負担の拡大を招くことのないように配慮され,医療経営の安定が図れる
診療報酬の引き上げと改善がなされるよう,お手元に配布いたしました文書のとおり,意見書を提出しようとするものであります。
続きまして,議会案第13号
歯科保険診療の充実を求める意見書について申し上げます。
高齢化社会を迎え,いつまでも健やかに過ごしたい,との国民の願いが強くなっています。特に,全身の健康と口腔の健康が密接に関係しているとの理解が広まるにつれ,歯科医療に対する関心も高まっています。しかし,医療費抑制政策で歯科医師は十分に技能を発揮できない状況におかれ,歯科技工士,歯科衛生士の評価も低く押さえられています。このため歯科医院は,治療や説明に十分な時間をかけると赤字となり,長時間労働,低賃金を強いられています。また,歯科医療の差額徴収が拡大しており,現在保険の対象となっている部分にまで拡大し,患者の負担も増える恐れがあります。このような状態が続くと保険での歯科医療は狭められ,国民の口腔衛生状態は後退してしまいます。
従いまして,お手元に配布しました文案のとおり,良い歯科医療を提供し,将来的に医療費を削減することができるよう,
歯科保険診療の充実を求める意見書を政府に提出するものであります。
以上で提案理由の説明を終わりますが,よろしくご賛同賜りますようお願い申し上げます。
○議長(大沢久君) 議会案第14号及び議会案第15号の2件について,24番 佐竹盛夫議員。
〔24番 佐竹盛夫君 登壇〕
○24番(佐竹盛夫君) ただいま上程されました議会案第14号及び議会案第15号の2件につきまして,提案者を代表いたしまして提案理由を申し上げます。
まず,議会案第14号新食糧法の施行に伴う新たな「食料・農業・
農村基本法の制定」を求める意見書についてから申し上げます。
現行の農業基本法は,従前の食管制度を基本として,昭和36年に制定され,以来,我が国における農業の基幹法としての役割を果たし,34年間が経過いたしました。この間,国内の農林漁業及び農山漁村では,議員各位にも先刻ご承知のとおり,生産構造の脆弱化や同時に農地等の荒廃,農業収入の減少といった生活基盤の立ち遅れが深刻な問題となってきたのであります。さらには,ガット・ウルグアイ・ラウンド農業合意に顕著にみてとる事ができるとおり,国レベルで進められる農業のグローバル化の流れの中で,地域農林漁業も,半ばいやおう無しに国際的規律に対応していく必要が生じ,そして,それまで基本的には二重米価制度により,日本の農業を守ろうとの役割を果たしてきた食糧管理法に代わって,新食糧法施行となったのであります。
国の農政の先行きが不透明で稲作の安定が図られるかどうか心配で,農家は営農の将来展望を見い出せない今日,現行の農業基本法は形骸化したとの非難を免れないと言わざるを得ません。
また,21世紀における地球規模の食糧不足が心配される中で,我が国の穀物自給率は非常に低い水準まで落ち込んでおり,安全な食糧の安定供給を要求する国民の声が,日増しに高まっています。農林水産業の再建が国民一般から期待されているものと言えます。
以上の趣旨により,新食糧法施行を踏まえて,それに対応して,現行の農業基本法に代わる新法を,お手元に配付しました文書に記載の諸事項を盛り込んで制定されるよう,政府に意見書を提出しようとするものであります。
次に,議会案第15号
学校給食に対する
国庫補助堅持に関する意見書について申し上げます。
学校給食は,児童・生徒の心身の健全な発育と国民の食生活の改善に寄与する目的で,今や学校生活になくてはならないものとして定着しているのであります。児童・生徒も非常に楽しみにしているものであります。児童・生徒の健康増進や体位の向上等に加えて,給食を通じて児童・生徒同士が語り合い,ふれ合い,自己表現するなど,いわば心の教育の効果をも認めることのできるものといえます。
しかしながら,大蔵省は,平成8年度予算編成において,
学校給食用の米に対する国庫補助制度を廃止しようとしているのであります。また,牛乳についても予断を許さない状況と言われております。
本市では,現在,週3回の米飯給食が実施され,保護者からも非常に喜ばれております。
学校給食に対する国庫補助が廃止となれば,本市の場合,児童・生徒1人につき,毎月平均180円の保護者の新たな負担となるものであります。この打ち切りは容認できません。
従って,
学校給食に対する現行の国庫補助制度を堅持されるよう,お手元に配布いたしました文書のとおり,政府に対し意見書を提出しようとするものであります。
以上で提案理由の説明を終わりますが,よろしくご賛同賜りますようお願い申し上げます。
○議長(大沢久君) 以上で提案理由の説明は終わりました。
――
―――――――――――――――――
◎質疑
○議長(大沢久君) これより質疑に入ります。
上程議案に対しご質疑ありませんか。21番高橋嘉一郎議員。
○21番(高橋嘉一郎君) 議会案第14号についての新食糧法の施行に伴う意見書についてお伺いいたします。
この文案の中に述べられております計画流通米の安定確保が重要でありという内容があるわけですが,具体的にはどういうことか,この点をお伺いしたいと思います。
○議長(大沢久君) 佐竹議員。
○24番(佐竹盛夫君) この議会案につきましては,産業文教委員会で新食糧法のもとでいろいろ議論がありました。その中で,今,高橋議員がおっしゃるように計画流通米の安定確保ということは,これは生産調整にもつながる問題でもあります。これまでありました食管法の中での減反,昭和46年から減反が続いたわけでありますが,法的にはなんら明記されていなかったと。今回の新食糧法の中には生産調整は,国内の自給のバランスと価格安定,安全性,そういったものが明記されながらまず義務付けられていると,法律上明記されているということで,生産調整を容認ということになる,法的に義務付けられておるということでありますので,以上です。
○議長(大沢久君) 高橋嘉一郎議員。
○21番(高橋嘉一郎君) 今の答弁では,法的に義務付けられた生産調整,減反だというような,こういう答弁なんですけれども,日本は減反増にどんどんなるわけですね。山形市は30%以上,今で30%ですからね。さらに減反になると。そしてアメリカでは減反を廃止する。それでは輸入するための減反とこういうふうになりかねない。この文書の中には穀物自給率は22%という言葉もありますし,国内食糧自給率の向上という言葉もあるわけですけれども,これらを考えた場合に,今の減反容認のような答弁では,この内容では矛盾はしないか。その点でもう一度お答えをお願いしたいと思います。
○議長(大沢久君) 佐竹議員。
○24番(佐竹盛夫君) 先ほど申し上げたとおりで変わりありませんが,まず新食糧法のもとでの安全性と自給のバランス,価格安定ということでしかございません。
○議長(大沢久君) 21番 高橋嘉一郎議員。
○21番(高橋嘉一郎君) この文案については,私は了としますけれども,最後に1点だけは申し上げたいと思います。
やはり文章だけのことでなくてね,実際に農業に役立つというような,農業の展望に役立つというそういうものにすべきだと,こういうことだけは申し上げて終わります。
○議長(大沢久君) ほかにご質疑ございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大沢久君) ご質疑なしと認めます。
これをもって質疑を終結いたします。
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―――――――――――――――――
◎動議(
委員会付託省略)
○議長(大沢久君) 23番
酒井靖悦議員。
○23番(酒井靖悦君) この際,動議を提出いたします。
ただいま上程されました議会案第10号から議会案第15号までの議会案6件については,会議規則第37条第2項の規定により委員会の付託を省略して審議されるよう動議を提出いたします。
○議長(大沢久君) ただいま
酒井靖悦議員から提出されました動議を議題とするに,ご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大沢久君) ご異議なしと認めます。
よって,
委員会付託省略の動議を議題といたします。
お諮りいたします。ただいまの動議のとおり決するにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大沢久君) ご異議なしと認めます。
よって,議会案第10号から議会案第15号までの議会案6件については,
委員会付託省略の動議が可決されました。
――
―――――――――――――――――
◎討論
○議長(大沢久君) これより討論に入ります。討論の通告がありませんので,討論を終結いたします。
――
―――――――――――――――――
◎採決
○議長(大沢久君) これより採決いたします。
日程第6 議会案第10号から日程第11議会案第15号までの議会案6件を一括して採決いたします。
お諮りいたします。議題に供している議会案6件を原案のとおり決するにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大沢久君) ご異議なしと認めます。
よって,議会案6件は,いずれも原案のとおり可決されました。
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◎議第133号ほか36件,請願4件
○議長(大沢久君) 日程第12 議第133号から日程第48 議第147号までの議案37件,日程第49 請願4件を,一括して議題といたします。
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◎委員長報告
○議長(大沢久君) この場合,各委員会における審査の経過と結果について,委員長の報告を求めます。
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◎総務委員長報告
○議長(大沢久君) 総務委員長 22番 佐藤義久議員。
〔総務委員長 22番 佐藤義久君 登壇〕
○22番(佐藤義久君) 総務委員会における審査の経過と結果についてご報告申し上げます。
最初に,議第122号山形市
基本構想の変更についての主な質疑を申し上げます。
委員から,
基本構想の目標年次を平成20年と幅を持たせたのはなぜか,との質疑があり,当局から,第5次総と同じ考え方をしている。なお,基本計画では10年後,平成17年を目標に置いたものを考えている,との答弁がありました。
次に,委員から,市長選挙では,50万都市構想を打ち出していたが,
基本構想の中には50万都市という言葉が含まれていないがどうしてか,との質疑があり,当局から,当面は30万都市で中核市を目指し,その圏域で将来的には50万都市を目指す案を基本計画で論議していただいている,との答弁がありました。
さらに,委員から,基本計画で50万都市を出し,
基本構想で30万都市の中核市を目指すことは矛盾しないのか,との質疑があり,当局から,
基本構想では,おおむね20年程度の幅で描いたものであり,その中では,30万人台の中核市を目指しているとしたものである。基本計画で審議をお願いしている50万都市構想は,さらにそのスパンを超えた都市政策であり,県都における50万都市規模の機能を持とうとする考え方に立つものである,との答弁がありました。
また,委員から,山形新幹線は,踏切が60数カ所あるので,将来は高架にする必要があり,官民あげて取り組むべきでないのか,との質疑があり,当局から,山形新幹線の連続立交などについては基本計画の中で検討している。また,整備新幹線については,これから検討していきたい,との答弁がありました。
次に,委員から,国勢調整の中間報告をみると山形市の人口増加率が,天童市等と比較して低いのは,地価が高く市内に住宅を建てられないからではないのか。住宅の張り付け状況,定住化をどうとらえているのか,との質疑があり,当局から,既存集落部の人口減少や人口の定住化等について検討している。住宅施策については,県とも協議し,庁内関係課とも研究中である。なお,総合計画でも宅地等の提供について記している。今後,菅沢の135戸の宅地等の提供を推進していく考えである,との答弁がありました。
また,委員から,
基本構想を見ただけでは今後の山形の進むべき方向が見えてこないがどうか,との質疑があり,当局から,第5次総の
基本構想の表現方法も,今回の
基本構想と同じような表現で方向性を示している。市を取り巻く社会情勢の違いにより,第5次総の時は高度成長期で,経済優先,ハード優先の流れであった。第6次総は今までの社会資本を活用していくことに重点を置き,市民レベルに立った生活者という視点に立っており,ソフトの面の流れに変わってきている,との答弁がありました。
大要以上の後,全員異議なく可決すべきものと決しました。
次に,議第125号山形市
表彰条例の一部改正についての主な質疑を申し上げます。
委員から,年金と一時金の支給内容はどう違うのか,との質疑があり,当局から,年金については,特別功労者に対し年額60万円を支給し,一時金については,たとえば,年度途中で新たに特別功労者になったような場合,それに値する額を支給しようとするものであると,との答弁がありました。
また,委員から,特別功労者はどのようにして選出しているのか,との質疑があり,当局から,新たに選ぶ場合は,規則により選考委員会で選考している,との答弁がありました。
さらに,委員から,年金はいつ支給しているのか,との質疑があり,当局から,6月に支給している,との答弁がありました。
次に,委員から,いつ選考しても,年度当初に表彰するようにできないのか,との質疑があり,当局から,今回は本年4月1日から適用させるということで全額支給する考えである,との答弁がありました。
大要以上の後,全員異議なく可決すべきものと決しました。
次に,議第126号
山形市議会議員及び
山形市長選挙公報発行条例の一部改正について及び議第127号山形市
市税条例の一部改正については,当局の説明を了承し,全員異議なく可決すべきものと決しました。
次に,議第131号山形市
駐車場条例の一部改正についての主な質疑を申し上げます。
委員から,物価指数が横這いなのに,公共料金だけ値上げするのはどうしてか,との質疑があり,当局から,公共料金については,2〜3年ごとに料金の見直しを行い,利用者から適正な料金をいただいている。今回は受益者負担という考え方から,建物の維持管理費などを含めた適正な料金をいただくための料金改定である。また,民間駐車場との料金の整合性を図るためである,との答弁がありました。
大要以上の後,全員異議なく可決すべきものと決しました。
次に,議第144号山形市特別職の職員の給与に関する条例の一部改正についての主な質疑を申し上げます。
委員から,特別職の報酬の改定は安易に審議会で決まるのか,との質疑があり,当局から,特別職の報酬改定は,第三者の審議会を作って審議し,答申をもらうという考え方である。今回の審議会の委員は各界各層の代表者からなってもらっている。また,特別職の報酬の場合は,生活給的ということではなく,その職務の特殊性に応じた報酬ということである。審議会の中では,そういう対価の妥当性を改訂する際論議している,との答弁がありました。
大要以上の後,全員異議なく可決すべきものと決しました。
次に,議第145号山形市一般職の職員の給与に関する条例の一部改正についての主な質疑を申し上げます。
委員から,人事院勧告は,民間企業との比較及び市の財政状況から見て妥当な額なのか,との質疑があり,当局から,人勧による一般職員の給与の改定をしていくことは,最低限のやり方であり,国の人勧に基づいたものである。また,山形市の場合,ラスパイレス指数が国よりも高いので是正していかなければならないとは考えている,との答弁がありました。
大要以上の後,全員異議なく可決すべきものと決しました。
議第146号山形市
教育委員会教育長の給与,旅費,勤務時間その他の勤務条件に関する条例の一部改正については,当局の説明を了承し,全員異議なく可決すべきものと決しました。
次に,議第147号山形市
監査委員条例の一部改正についての主な質疑を申し上げます。
委員から,
監査委員4人のうち2人を議員から選任するということであるが,他市の状況はどうか,との質疑があり,当局から,
監査委員4人のうち2人を議員から選任している都市は,82市のうち81市であり,議員1人を選任しているのは盛岡市の1市だけである,との答弁がありました。
大要以上の後,全員異議なく可決すべきものと決しました。
最後に,継続中の請願第4号戦後50年にあたり戦争の反省,謝罪と不戦の決意の国会決議を求めることについては,更に調査研究の必要を認め,継続審査すべきものと決しました。
以上で報告を終わりますが,当委員会決定どおりご賛同賜りますようお願い申し上げます。
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◎厚生委員長報告
○議長(大沢久君) 厚生委員長 16番 荒井啓議員。
〔厚生委員長16番 荒井啓君 登壇〕
○16番(荒井啓君) 厚生委員会における審査の経過と結果についてご報告申し上げます。
議第128号山形市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正についての主な質疑を申し上げます。
委員から,し尿収集手数料の改定は,25%以上のアップであるが,東北の各都市と比較した場合はどうか,との質疑があり,当局から,各都市の収集体制を見ると,し尿くみ取り人口が,10%以下と少ないところでは,委託方式のところもあるが,料金を設定している都市では全体収集量の多少によって料金が異っている,との答弁がありました。
次に,委員から,し尿収集は,直営方式や委託方式をとり,市の責任のもと,料金を抑えるよう積極的に対応すべきではないのか,との質疑があり,当局から,合理化計画を平成7年度から作成しているが,業者の車輌は100%可動できない状況なので,業者と話し合い,収集量の減少を見込みながら車輌を減らすことを,合理化計画に盛り込んでいる。
業者の中には,廃業を希望する業者もあるが,一度に無くなると市民が困ることになる。今後,5年間の中でも,廃業が想定されているので,これからの下水道整備状況や使用率を勘案しながら,直営,委託,許可のどの方法がよいか考えたい。現在,し尿収集量の減少による収入減から,業者は大変な状況にあり,他の仕事を行うなど企業努力に努めている,との答弁がありました。
また,委員から,代替業務を行うにも難しい状況にあるが,市として斡旋する手立てを講じているのか,との質疑があり,当局から,下水処理場及び農業集落排水の浄化槽清掃や点検業務などが代替業務としてあるが,下水道部など関係部署に働きかけている,との答弁がありました。
次に,委員から,料金改定は住民に負担を求めることであるが,し尿処理は自治体の業務である。合理化計画で助成措置をしているにもかかわらず,効率が悪くなったことで料金に転化するのはなぜか,との質疑があり,当局から,生し尿の処理は,市町村固有の業務であるが,応分の負担をお願いしたい考えである。生し尿に関する費用はすべて住民の負担に転化しているわけではなく,処理自体は市の負担で行っている。実際,沼木と矢口の処理場では,180リットル当たり1,776円の処理経費を要し,し尿収集,処理の総経費に対する割合では44.7%を公費でまかなっている。収集に関する費用については,今回の改定をお願いしたい,との答弁がありました。
大要以上の後,全員異議なく可決すべきものと決しました。
最後に,請願第6号最低保障年金制度創設等を求める国への意見書の提出については,調査研究の必要を認め,継続審査すべきものと決しました。
以上で報告を終わりますが,当委員会決定どおりご賛同賜りますようお願い申し上げます。
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◎産業文教委員長報告
○議長(大沢久君) 産業文教委員長 29番会田邦夫議員。
〔産業文教委員長 29番 会田邦夫君 登壇〕
○29番(会田邦夫君) 産業文教委員会における審査の経過と結果についてご報告申し上げます。
最初に,議第129号山形市
農業集落排水処理施設整備事業分担金徴収条例の一部改正についての主な質疑を申し上げますと,委員から,改正後は上野地区での事業から適用しようとするものか。また,県補助金アップへの働きかけとも関連するが,地元の利用者負担軽減にどのように寄与するものか,との質疑があり,当局から,この条例が平成8年1月施行の場合,経過措置により,双葉地区の事業から負担軽減が適用となるものである。また,農業集落排水事業の中に,市内17処理区の計画があるうち,宝沢,中里,藤沢,上野及び双葉の5処理区では,既に供用開始,あるいは事業に着手してあるので,双葉地区に続き,残る12処理区について適用していこうとするものであり,県の補助率アップについても機会を捉えて要望してきている。現行の条例の場合,双葉地区の受益者分担金の額は1戸当たり59万7千円であるが,改正を受けると限度額の46万2千円となり,負担軽減が図られる,との答弁がありました。
これに対して,委員から,利用者の負担額が下がるのは賛成だが,限度額算出の基になる公共下水道事業の受益者負担に関する条例では土地面積をベースにして負担金を算出している。公共下水道を利用する平坦地の農家は,農地の面積の分,他の受益者よりも負担金額が多くなる傾向が強い中で,均衡のとれた市民負担の公平や農水省の農村集落環境整備の事業の趣旨に照らして,負担額は適正なものと言えるか,との質疑があり,当局から農業集落排水事業の負担金は戸数をベースにして算出しているが,受益者負担金の限度額を算出するにあたり,公共下水道の条例を参考にして行おうとするものである。この事業については,国から概ね1,000人を1処理区の目安で行うよう指導があるが,双葉地区の場合には3集落を合わせて人口500人弱を1処理区として扱い,非常に長い管路が必要であったため,現行条例による分担金が60万円弱と,これまでになく高額になった。その後の東山地区では40万円台となる事などから,双葉地区はこの事業においては特殊なところと捉えざるを得ず,そこで分担金の上限額を策定する運びとなったものである。また,市内農家1戸当たりの平均宅地面積200坪についての公共下水道の受益者分担金と,農業集落排水処理施設における1戸当たりのそれとが均衡し,市民負担が均等化するように今後とも取り組んでいきたい,との答弁がありました。
大要以上の後,議第129号山形市
農業集落排水処理施設整備事業分担金徴収条例の一部改正については,全員異議なく可決すべきものと決しました。
次に,議第130号山形市
農業集落排水処理施設設置及び管理等に関する条例の一部改正についての主な質疑を申し上げますと,委員から,使用料値上げによる平成8年4月以降の増収は約200万円との事だが,これを合わせても,使用料を以て施設の維持管理費をまかなう事はできない。本市財政が逼迫気味である事や公共料金全体のバランス等を考慮すれば,値上げも無理からぬところもあろうが,その理由として“諸般の情勢に鑑み”だけでは市民に対して分かりにくい。しかるべき理由が必要と思うがどうか,との質疑があり,当局から,施設設置当初の計画汚水量は1人当たり1日につき270リットルであったが,実際には同様の基準によって30ないし40リットルの雨水等が混入してくるため,処理量が過多になっている。この過多分については市が負担しているため,平成6年度における施設維持管理費と使用料とは一致しない結果となっている。また,農業集落排水事業の場合,通常の維持管理費は受益者負担の原則により当たってきたが,物価上昇に伴い,市からの負担が増加し,
一般会計へのしわ寄せが大きくなれば受益者負担の原則が崩れてしまう。この際,市民の公平かつ応分の負担を旨とする受益者負担の原則に従い,使用料を改定しようとの運びとなったものである,との答弁がありました。
これに対して,委員から,施設の維持管理費の削減に向けて尚一層努力をしてもらいたい。また,国の地方分権推進委員会では,公共下水道と農業集落排水処理施設との接続についてを制度改革の一環として検討しているので,今後はこれも考慮して前向きに取り組んでもらいたい,との要望がありました。
大要以上の後,議第130号山形市
農業集落排水処理施設設置及び管理等に関する条例の一部改正については,全員異議なく可決すべきものと決しました。
次に,議第134号
山形市立学校設置条例の一部改正については,当局の説明を了承し,全員異議なく可決すべきものと決しました。
次に,本委員会付託の請願2件について申し上げます。
まず,請願第5号新たな「食料・農業・
農村基本法の制定」を求める決議及び政府への意見書提出については,新食糧法についての言及がないため,同法に対する評価・関係がはっきりしない事から,紹介議員に対し,本委員会への出席を求め,新食糧法施行という客観状況を踏まえて,それを契機として,現行の農業基本法に換えて新法を制定してもらいたいというのが本請願の趣旨である等の説明を受け,慎重に審査した結果,願意妥当と認め,採択すべきものと決しました。
最後に,請願第7号学習指導要領の見直しを求める意見書の提出については,さらに調査・研究の必要を認め,継続審査すべきものと決しました。
以上で報告を終わりますが,本委員会決定どおりご賛同賜りますようお願い申し上げます。
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◎建設委員長報告
○議長(大沢久君) 建設委員長 17番 長瀬洋男議員。
〔建設委員長17番 長瀬洋男君 登壇〕
○17番(長瀬洋男君) 建設委員会における審査の経過と結果についてご報告申し上げます。
最初に,議第123号市道路線の認定については,当局の説明を了承し,全員異議なく可決すべきものと決しました。
次に,議第124号土地の取得についての主な質疑を申し上げます。
まず,委員から,落合川原について産業廃棄物処分場ということを隠して,同意を得てきたのではないか,との質疑があり,当局から,最初から産業廃棄物処分場であると,はっきりと説明している,との答弁がありました。
また,委員から,駅西の東ソー工場の産業廃棄物を運んで公園をつくるというのが,工場移転が凍結されており進まないのではないか,との質疑があり,当局から,工場敷地10.8haのうち,移転する工場の建物自体は3,000uである。運びだす残土は約50万m3を予定しており,運ぶのに2〜3年はかかるので,その中で解決できるのではないか,との答弁がありました。
次に,委員から,買収については収用事業で行っているのか,との質疑があり,当局から,11月24日に事業認可を得ている,との答弁がありました。
次に,委員から,落合川原の堤防については,公園と一緒にできるのか,との質疑があり,当局から,飯塚橋より上流は県の事業であり県にもお厭いしている。また,来年度より買収するようにもお願いしている,との答弁がありました。
大要以上の後,議第124号土地の取得については,全員異議なく同意すべきものと決しました。
次に,議第132号
山形市営住宅条例の一部改正については,当局の説明を了承し,全員異議なく可決すべきものと決しました。
次に,議第133号山形市
下水道条例の一部改正について,主な質疑を申し上げます。
最初に,平成6年度に料金改定をしなかったのは見通しがあまかったのか,それとも政治的配慮等があって市長の決断があったのか,との質疑があり,当局から,検討すべき準備は進めていたが,国の公共料金の抑制などもあり,そうせざるをえなかった,との答弁がありました。
次に,委員から,今日において,一挙に約30%も値上げせざるをえなかったとはいえ,公共料金や物価が値上げになるとき,30%というのはなかなかないのではないか。平成6年度分のずれ込みが大きな原因なのか,との質疑があり,当局から,平成6年度と7年度分を改定しなかったということも要因の一つではある。使用料を財源に使うにあたり,起債の償還分が不足している。
一般会計からも繰り入れてはいるが,受益者負担が建て前である。また通常の物価上昇の算定とは違うことを理解してほしい,との答弁がありました。
次に,委員から,共用汚水や浴場汚水とはどういうものか,との質疑があり,当局から,共用汚水とは共同で使用していた井戸端のようなもので,今は1カ所だけあり,2軒が使用している。その他には34カ所ある公衆トイレである。また,浴場汚水は15軒ある公衆浴場のうち,宮町と六日町の2軒だけが使用している,との答弁がありました。
これに対し,委員から,共用汚水や浴場汚水についても,同じように値上げして足並みをそろえた方がいいのではないか,との意見がありました。
次に,委員から,料金改定する前に,市民にPRするのが必要ではないか。また,この28.74%の上げ率は絶対的であり下げる方策はないのか,との質疑があり,当局から,下水道の普及促進については,相談員を通じ順調に進んでいる。みだりにPRするのもどうかと思い控えていたが今後気をつけたい。また,上げ率の数字については,そのとおりである,との答弁がありました。
次に,委員から,類似都市における使用料の現況はどうなっているか,との質疑があり,当局から,仙台市は普及率88.9%で,一般汚水30m3につき1,880円。秋田市では54.9%,3,376円。酒田市24.9%,4,800円。天童市は53.6%,3,100円。そして山形市においては30m3につき4,550円となる,との答弁がありました。
次に,委員から,引き上げることによって,加入促進が進まなくなるという心配はないか,との質疑があり,当局から,相談員制度は今年で2年目であるが,どのくらいの効果があったかを毎月整理している。排水設備関係では,平成7年度は2,259件あり,前年度比672件の増加である。相談員制度の効果のひとつであると思う,との答弁がありました。
次に,委員から,30%近い値上げをすることは,加入率増加にブレーキがかかることはあると思う。類似都市に比べても高く,水道料金くらいにおさえて加入率を高めるようにしたらどうか。また,不足分は
一般会計から出してもらうことはできないのか,との質疑があり,当局から,平成12年度までに普及率70%を目標としている。財源不足は必至であり,基本的には
一般会計からの繰り入れにも限界がある。着実に安定した事業をしていきたいので適正な受益者負担をお願いしたい,との答弁がありました。
次に,委員から,33%から28.74%へと当初よりも下がったが,あと5%くらいは下げられないのか,との質疑があり,当局から,
一般会計も厳しい状況であり,受益者負担の原則もある。執行部としては利用率を上げるよう最大の努力をしたい,との答弁がありました。
次に,委員から,今後の計画の展望について具体的に変更することはあるのか,との質疑があり,当局から,長期計画については今後変更していくべきと考えており,平成8年度中には素案を作っていきたい,との答弁がありました。
次に,委員から,現在利用している人と早く利用したいという人がいる。まだ利用できない人にとって将来の展望をはっきりと示してほしい。言葉だけではなく,市民が分かるような対応をしなければ納得しないのではないか,との質疑があり,当局から,平成20年度までには市全域についての完了を目標としている。料金改定を承認してもらえれば,なお一層早く進めることができると思うので,よろしくお願いしたい,との答弁がありました。
次に,委員から,将来においても,
一般会計からの繰り入れはするのか,との質疑があり,当局から,下水道の財政計画で基本となるのは受益者負担である。今後はその時期の経済状況なども鑑みながら,また,面整備についても考慮しながら決めていきたい,との答弁がありました。
次に,委員から,一般市民が一番多く使用する11m3から30m3の部分については,33.33%と全く下げてはいないのではないか,との質疑があり,当局から,基本料金分を考慮すると,約26%の上げ率になることを理解してほしい,との答弁がありました。
最後に,一委員から30%近い値上げについては,世の中の経済感覚からみても賛成できない。類似都市の状況からみても高く,県都が上がるということは周辺にも影響がでてしまうのではないか。また,下水道事業は公共性が強く独占性もあるので,公的負担を重視していくことが大切だと思う。以上の理由で反対する,との発言がありました。
大要以上の後,議第133号山形市
下水道条例の一部改正については,採決した結果,賛成多数をもって可決すべきものと決しました。
以上で報告を終わりますが,当委員会決定どおりご賛同賜りますようお願い申し上げます。
○議長(大沢久君) 報告の途中でありますが,2時52分に発生しました地震について消防長に調査をさせていただきました。手元には,村山地方,置賜地方が震度3という報告がまいっております。なお,これ以上については,事務局を通じてさらに調査をさせたいと思っておりますので,必要に応じて報告していきたいと思います。よろしくお願いします。
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◎決算委員長報告
○議長(大沢久君) 次に,決算委員長 3番 渡辺弥寿雄議員。
〔決算委員長 3番 渡辺弥寿雄君 登壇〕
○3番(渡辺弥寿雄君) 決算委員会における審査の経過と結果についてご報告申し上げます。
本委員会に付託されました案件は,議第111号平成6年度山形市
一般会計及び
特別会計歳入歳出決算認定についてであります。
委員会は,まず12月8日に開会し,当局から決算についての大綱説明を受けました。
一般会計では,歳入決算額777億7,031万1,531円,歳出決算額745億3,219万9,928円となり,剰余金32億3,811万1,603円となりますが,この剰余金の中に繰越財源1億1,248万210円が含まれておりますので,実質収支額は31億2,563万1,393円となります。
特別会計では,国民健康保険事業会計のほか,12会計となっておりますが,歳入決算総額517億5,978万6,785円,歳出決算総額506億5,013万7,432円となり,剰余金の総額11億964万9,353円となっております。
これらの決算に対する主な質疑は,
1.財源確保の見通しについて
1.グローバルテクノ株式会社に対する不納欠損処分について
1.職員の基礎教育研修について
1.公債費比率増加の原因認識について
1.低金利時代における各種基金運用の在り方について
1.食糧費の額及び官官接待の状況把握について
1.平成6年度における公共下水道の利用率低下の原因及び収入未済率について
等でありますが,これに対し,当局から,答弁を受けた後,案件を各分科会に分割付託いたしました。
委員会は,12月20日に再開し,各分科会委員長から審査の経過と結果について報告を受けた後,採決した結果,議第111号平成6年度山形市
一般会計及び
特別会計歳入歳出決算認定については,全員異議なく認定すべきものと決しました。
以上で報告を終わりますが,本委員会決定どおりご賛同賜りますようお願い申し上げます。
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◎予算委員長報告
○議長(大沢久君) 予算委員長 20番 阿部喜之助議員。
〔予算委員長 20番 阿部喜之助君 登壇〕
○20番(阿部喜之助君) 予算委員会における審査の経過と結果についてご報告申し上げます。
本委員会は12月8日開会し,付託されました案件は,議第112号から議第121号までの山形市
一般会計補正予算及び特別会計
補正予算7件,企業会計
補正予算2件であります。
一般会計については,歳入歳出それぞれ4億738万1千円を追加補正し補正後の歳入歳出の額をそれぞれ793億4,904万6千円にしようとするものであります。
また,特別会計は国民健康保険事業会計ほか6会計で,3億2,345万1千円の追加補正,企業会計は2会計で3億7,521万2千円を追加補正し,
一般会計を含む補正後の予算は,1,579億5,299万円となるものであります。
当局から,大綱説明を受けた後,大綱質疑を行いました。
新食糧法のもとで山形市の農業対策についての質疑があり,当局から,答弁があった後,案件を各分科会に分割付託しました。
次に,予算委員会は12月18日,本会議散会後再開され,議第135号から議第143号までの
一般会計補正予算及び特別会計
補正予算6件,企業会計
補正予算2件の9件が付託されました。
今回の補正は特別職の報酬等の改定及び一般職の給与等の改定を行うため,所要の予算措置であり,
一般会計及び特別会計について,歳入歳出それぞれ4億4,177万2千円を追加補正し,補正後の歳入歳出の額を1,349億7,919万9千円にしようとするものであり,企業会計は2会計で4,977万9千円の減額補正で,
一般会計を含む補正後の予算は,1,583億4,498万3千円となるものであります。
当局から,大綱説明を受けた後,大綱質疑を行いました。
12月7日に開催された報酬等審議会での審査状況についての質疑があり,当局から,答弁があった後,総務分科会において慎重に審議してほしい,との要望があり,その後案件9件を各分科会に分割付託しました。
委員会は,12月20日再開し,各分科会における審査の経過と結果について報告を受けた後,議第135号の
補正予算1件について起立採決をした結果,起立多数をもって,原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に,議第112号から議第121号までの
補正予算及び議第136号から議第143号までの
補正予算18件について,一括採決した結果,全員異議なく可決すべきものと決しました。
以上で報告を終わりますが,本委員会決定どおりご賛同賜りますようお願い申し上げます。
○議長(大沢久君) 質疑に入ります前に,その後の報告が入っておりますので,報告をさせていただきます。なお,市長のところにも報告がきているようでありますので,報告すべきことがございましたら,後でお願いします。
では,先に私の方から。発生時刻午後2時52分,震度は3,山形置賜地域,マグニチュード4.3,震源地は山形村山地域で,震源の深さ10km,現在のところ119番等に被害状況報告等は入っていない。こういう報告がきています。付け加えるところがありましたら,市長,いいですか。市長。
○市長(
佐藤幸次郎君) 地震の現況,その他について入っているところでございますが,引き続き災害,その他被害が出ているか,情報を収集しているところでございます。万全に対処してまいりたい。このように思っているところでございます。以上です。
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◎質疑
○議長(大沢久君) それではこれより先ほどの報告に対しての質疑に入らせていただきます。
委員長報告に対し,ご質疑ございませんか。8番 澤渡議員。
○8番(澤渡和郎君) 建設委員長の報告についてお尋ねしたいことがあります。議第133号山形市
下水道条例の一部改正について,財務計画の見直し,経営チェック等についてお尋ねしたいと思います。まず,今回の一部改正については,平成8年度4月より約30%という大幅な値上げとなるわけでありますけれども,平成6年度の決算を鑑みますると,下水道事業会計には,418億円という公債,いわゆる国からの借金がある。この利息は,3.15から8%ぐらいと。償還は5年据え置き,25年均等払いということでありますが,今回の値上げが平成8年度,9年度,単年度では,大体6億なにがしかの財源不足であるということが理由であるならば,この25年均等払いというものをもっと長くするとか,あるいは利率において8%という高いものはまだ残っているそうでありますけれども,これを差し替えするとか,そういう財務体質の改善を委員会において審議されたかどうか。
2番目でありますが,非常に意欲的な下水道事業の展開だと思いますけれども,しかしながら平成12年度までに普及率70%,そして平成20年度までのうち全域について完了を目指すという計画でありますけれども,やはり市民本位に考えてみますと12〜13年でということではなくて,20年ぐらいかけてじっくりやってはどうかという審議が委員会においてなされたかどうか。
第3点でありますが,不況が長引きまして,売り上げ不振とか経営状態,中小企業,商工業では塗炭の苦しみを味わっているということが,昨今市長のところに陳情がきたということでわかるのでありますが,下水道事業は地域に密着した大変公共性の高い経営企業体であります。利用者に財源不足,あるいは経費増の負担をまわすという前に,これは最終的な手段でありますので,この事業において本当に経費節減とか,そういった経営の内容についてのチェックが建設委員会においてどの程度なされたのか。また,どのような形でなされたのか,ひとつ委員長にお尋ねしたいと思います。以上でございます。
○議長(大沢久君) 建設委員長 17番 長瀬議員。
○17番(長瀬洋男君) ただいまの澤渡議員の質問にお答えをいたします。前段の当初の質問に対しましては,12月20日,建設分科会委員長報告の際に委員会報告のとおり説明をさせていただきました。
2番目のものにつきましては,進捗率,そしてまた20年までということにつきまして,やはり市民も数多くの方々が下水道整備を求めているという声が非常に大きいものでございます。先ほど委員長報告しましたとおりでございますので,ご理解の程をお願いいたします。
3番目の質問に対しましては,澤渡議員に大変申し訳ございませんけれども,その質問に対して私まだ理解しておりませんので,もう一度お願いいたします。
○議長(大沢久君) それでは,澤渡議員,第3点目。
○8番(澤渡和郎君) 一般企業経営におきましては,現行において消費者に値段を上げて経費増とか,財源不足をまわすというのはとてもできない状況でありますので,やはり市民の心を心とした山形市政であるならば,やはり事業においていかなる経営努力といいますか,常時経費節減あるいはリストラと,そういうものがなされておったのか,そういう審議が,チェックが建設委員会でされたのかということでございます。
○議長(大沢久君) 17番 長瀬議員。
○17番(長瀬洋男君) 大変申し訳ございませんでした。分かりました。先ほど委員長報告の中で受益者負担ということで,各々説明をさせていただきましたとおりでございますので,ご了承のほどお願いいたします。
○議長(大沢久君) 8番 澤渡議員。
○8番(澤渡和郎君) 不明な点も多々ありますが,本日はこの辺でやめておきます。
○議長(大沢久君) ほかにご質疑ございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大沢久君) ご質疑なしと認めます。
これをもって質疑を終結させていただきます。
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◎討論
○議長(大沢久君) これより討論に入ります。討論の通告がありますので,これを許します。11番 渡辺ゆり子議員。
〔11番 渡辺ゆり子君 登壇〕
○11番(渡辺ゆり子君) 1995年の12月定例議会最終日にあたり,市民の方々の声を代弁し,日本共産党議員団として反対討論をいたします。今次定例会は,前年の決算議会であり,市民本位の市政の立場で諸施策を執行されてきた事には一定の評価をするものです。しかし,公共料金の引き上げとなる議第130号,131号,133号,特別職報酬引き上げを内容とする議第144号,その
補正予算案議第135号については容認できるものではありません。
議第130号は農業集落排水処理施設の使用料改定であり一世帯で約20%近い引き上げとなっています。今議会では,施設整備事業の分担金について徴収限度額を設ける画期的な条例が提案されており高く評価するものですが,生活に関わる農業排水処理施設使用料引き上げの市民負担増大には反対をいたします。
議第131号は市営駐車場の定期駐車料の約10%近い引き上げを内容とするもので,その理由として,近隣の民間駐車場の料金との格差をあげていますが,もしこれを認めるなら,公営駐車場は民間にならって料金を高めていく傾向となり,容認できるものではありません。
議第133号は下水道使用料引き上げを内容とするものであり,平均改定率は28.74%の大幅引き上げとなっています。30リットルで4,550円となり,他の類似都市と比較しても異常に高くなっています。しかも改定案では,平成6年度,7年度に出している
一般会計からの補助金的繰り入れ金を引き上げて0にするという内容になっています。引き上げ理由として,現在下水道普及率53.2%,利用率78.9%であり,将来に向けた整備計画を目指している事や,
一般会計からの繰り入れが平成7年度5億4,700万円となっている事などがあげられています。
しかし,これらは逆に下水道事業が水道と同様に今後普及が急速に広まる事が予想され,特定の利益をこうむる受益者負担にはあたらず,高い公共性を持つ点を当局自身も認めているという事ではないでしょうか。だとするなら,住民負担を極力押える姿勢をとるべきです。
一般的にいって,そもそも公共料金,税外負担が許される根拠はどこにあるのでしょうか。単純に負担と受益を認めてしまうと,町内の道路の整備費はその町内の住民の負担というところまで広がってしまいます。「受益者が経費を負担するのは当然」というもっともらしい言い方で,水道や農業排水使用料,下水道料金のアップ,そのうえ消費税つきでは住民はたまったものではありません。
税金を支払っている市民から,なぜさらに別に料金をとられるのか。この見地に立つなら,税外負担が認められるのは普遍的に住民が必要とするサービスを明らかに超えるサービス,特別の利益を得る場合という事になるでしょう。生活関連の水道や下水道事業は,明らかに住民が必要とするサービスであり,また,高い税外負担を課すべきではありません。また,施設の建設経費分はすべての住民がそれを利用する潜在的可能性をもっているのですから,住民生活に関わる税外負担の使用料には含めないとすべきでしょう。莫大な地方債や利子の償還金などは料金に上乗せすべきではありません。
税外負担の公共料金は,以上述べてきたように様々な問題点をもつものであり,それをさらに引き上げる,議第130号,131号,133号には反対をするものです。
次に,特別職(市長,助役,収入役,議員)の報酬引き上げを内容とする議第144号,関連する議第135号について述べます。
内容は,市長が3万円,それ以外は2万円の月額報酬の引き上げとなっています。政令市の仙台市を除く東北の県庁所在地の類似都市と比較してみますと,市三役についてはほぼ同様の額となっていますが,議長,副議長,議員については,山形市がとびぬけて高額となっています。現行の議員月額報酬65万円は,たとえ他の都市が引き上げても追いつくかどうかという額で,2回改定分くらい先行しているのが山形市です。しかも人口規模で見ると青森市29万5千人,盛岡市28万人,秋田市30万8千人,福島市28万2千人と,いずれも山形市の25万人を上まわる人口の大きな都市で議員報酬は現在61万5千円から63万円となっています。人口規模が東北で一番小さい県都山形市で全国でもトップクラスの議員報酬となっているのです。
予算委員会では,当局は「報酬審議会でも高いのではという意見があったが,山形市は費用弁償を行っていないためと説明した」と答弁されていますが,山形市は議員報酬ばかりでなく,会派に支給される調査研究費も一人あたり月額14万円と仙台市を除く東北の他の4市の8万円から10万円と比較して特段に高額となっています。費用弁償を考慮しても山形市の議員に支給される額は高いという実態なのです。これをさらにアップすることは市民の方々は納得されないでしょう。むしろ据え置くべきであると主張いたします。
最近の市民の方々のくらしは大変きびしく,国によって痛めつけられた農業や,不況の下での中小商工業者の経営困難,新卒の就職でさえ超氷河期といわれるような実態となってあらわれてます。この寒空にボーナスどころか賃金さえも滞っている方もおられます。市の財政も厳しいからとして公共料金を大幅に引き上げ,一方で特別職の市三役,議員の報酬をアップするのでは市民の方々が釈然としないのは当然です。市民感情から言っても特別職報酬引き上げを内容とする議第135号,144号に強く反対するものです。
以上,反対討論を終わります。
○議長(大沢久君) これをもって渡辺議員の討論を終結いたします。
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◎採決
○議長(大沢久君) これより順次採決をいたします。
最初に,議題に供している日程第12 議第133号山形市
下水道条例の一部改正についてを採決いたします。
お諮りいたします。議題に供している議案を原案のとおり決するに賛成の方の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(大沢久君) ご着席願います。起立多数であります。
よって,日程第12 議第133号については原案のとおり可決されました。
次に,議題に供しております日程第13 議第130号から日程第16 議第144号までの議案4件を一括して採決いたします。
お諮りいたします。議題に供している議案4件を原案のとおり決するに賛成の方の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(大沢久君) ご着席願います。起立多数であります。
よって,日程第13 議第130号から日程第16 議第144号までの議案4件については原案のとおり可決されました。
次に,日程第17 議第111号から日程第48 議第147号までの議案32件及び日程第49 請願4件を一括して採決いたします。
お諮りいたします。議題に供している議案32件,請願4件を,各委員長報告のとおり決するにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大沢久君) ご異議なしと認めます。
よって,日程第17 議第111号から日程第48 議第147号までの議案32件は,いずれも原案のとおり,認定,可決並びに同意。
日程第49 請願4件は,委員長報告のとおり決しました。
この際,暫時休憩をいたします。
午後3時31分 休 憩
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午後4時 再 開
○議長(大沢久君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
先に審議をお願いしました議第147号山形市
監査委員条例の一部改正についての議決に伴いまして,市長から議第151号山形市
監査委員の選任についての議案が新たに提出されております。
この際,議第151号山形市
監査委員の選任についてを日程に追加し,議題に供したいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大沢久君) ご異議なしと認めます。
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◎日程追加 議第151号 山形市
監査委員の選任について
○議長(大沢久君) よって,議第151号山形市
監査委員の選任についてを日程に追加し,議題とすることに決しました。
この場合,議案者の説明を求めます。佐藤市長。
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◎提案理由の説明
〔市長
佐藤幸次郎君 登壇〕
○市長(
佐藤幸次郎君) ただいま上程されました議案につきまして,ご説明申し上げます。
議第151号山形市
監査委員の選任については,市議会議員から選出される委員の増員に伴い,新たに枝松昭雄議員を委員に選任するについて,ご同意をお願いしようとするものであります。
以上が提出議案の大要でありますが,よろしくご審議のうえご同意くださいますようお願い申し上げます。
○議長(大沢久君) 以上で提案理由の説明は終わりました。
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◎質疑
○議長(大沢久君) これより質疑に入ります。
上程議案に対しご質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大沢久君) ご質疑なしと認めます。
これをもって質疑を終結いたします。
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◎動議(
委員会付託省略)
○議長(大沢久君) 23番
酒井靖悦議員。
○23番(酒井靖悦君) この際,動議を提出いたします。
ただいま上程されました議第151号については,会議規則第37条第2項の規定により委員会の付託を省略して審議されるよう動議を提出いたします。
○議長(大沢久君) ただいま,
酒井靖悦議員から提出されました動議を議題とするにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大沢久君) ご異議なしと認めます。
よって,
委員会付託省略の動議を議題といたします。
お諮りいたします。ただいまの動議のとおり決するにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大沢久君) ご異議なしと認めます。
よって,議第151号については,
委員会付託省略の動議が可決されました。
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◎討論
○議長(大沢久君) これより討論に入ります。
討論の通告がありませんので,討論を終結いたします。
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◎採決
○議長(大沢久君) これより採決いたします。
お諮りいたします。議題に供している議第151号を原案のとおり決するにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大沢久君) ご異議なしと認めます。
よって,議第151号は原案のとおり同意されました。
以上をもって本日の日程は全部終了いたしました。
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◎あいさつ
○議長(大沢久君) この際,板垣助役,酒匂教育長,大山
代表監査委員,奥山漸さん,
佐藤登美子さん,石垣克之さん,佐藤市長から発言を求められておりますので,順次これを許します。
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◎板垣助役あいさつ
○議長(大沢久君) 板垣助役。
〔助役 板垣啓二君 登壇〕
○助役(板垣啓二君) 12月31日をもちまして,助役の職を退くことになりました。退任にあたりまして,歴史と伝統の有する市議会議場でごあいさつを述べる機会を与えていただいて,誠に光栄に存じます。ありがとうございます。
顧みますと,40年にわたりまして行政事務に従事しまして,平成3年に収入役と,昨年は助役ということで大役を仰せつかりまして,行政の一翼を担ってまいったところでございます。今日までそれぞれの職責を全うすることもできたのであります。議員の皆様はじめ,市長関係各位のあたたかいご指導,ご鞭撻のお陰と存じます。多年にわたり議員の皆様方からいろいろ数多くアドバイスなり指導なりいただいたことに対し,心から感謝と御礼を申し上げる次第でございます。
山形市は輝かしい21世紀を展望にしたよりよい都市の建設を目指して邁進しているところでございます。議員の皆様はじめ市長,関係各位におかれましては,市勢発展のため,なお一層のご尽力を賜りますよう切に念願いたします。皆様方のご健勝とご活躍を心からご祈念申し上げますとともに,これまで賜りました数々のご厚情に重ねて厚く御礼を申し上げまして,ごあいさつといたします。長い間本当にありがとうございました。
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◎酒匂教育長あいさつ
○議長(大沢久君) 酒匂教育長。
〔教育長 酒匂勝雄君 登壇〕
○教育長(酒匂勝雄君) 一言辞任のごあいさつを申し上げます。
このたび辞任させていただくことになりましたが,私は平成2年4月から5年9カ月の長い間,市長さんはじめ議員の皆様方には特別のご指導,あるいはご支援を数々賜り本当にありがとうございました。感謝の念で一杯でございます。
今,新しい世紀に向かって第6次総合計画がスタートしようとする時期であります。新しい未来に向かいまして,山形市勢が更なる発展がなされますよう,議員の皆様にはご健勝でご活躍されますことを心からお祈り申し上げます。
再びお世話になりました数々を感謝申し上げ,お礼をこめて退任のごあいさつを申し上げたいと思います。ありがとうございました。
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◎大山
代表監査委員あいさつ
○議長(大沢久君) 大山
代表監査委員。
〔
代表監査委員 大山昌一君 登壇〕
○
代表監査委員(大山昌一君) ごあいさつの機会を与えていただきまして,誠にありがとうございます。
監査委員として3年,議員各位のご期待に添えたかどうかは大変疑問でございますが,私としましては精一杯努力をしてまいりました。これからもよろしくお願い申し上げたいと思います。短時間ではありましたけれども,先生方のご指導に感謝を申し上げ,退任のごあいさつにさせていただきます。
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◎奥山漸氏あいさつ
○議長(大沢久君) 奥山漸さん。
〔奥山漸氏 登壇〕
○(奥山漸氏) 本日は,
監査委員の就任についてご同意をいただいて,誠にありがとうございます。私にとりましては大変光栄に思っているところでございます。今後は,与えられた仕事を全うすべく誠心誠意努力してまいりますので,議員各位の変わらぬご指導,ご支援,そしてご協力のほどをお願い申し上げまして,御礼の言葉にさせていただきます。本当にありがとうございます。
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◎
佐藤登美子氏あいさつ
○議長(大沢久君) 佐野登奏子さん。
〔
佐藤登美子氏 登壇〕
○(
佐藤登美子氏)
佐藤登美子でございます。私は深町一丁目で税理士と行政書士の事務所を経営している者でございます。さて,このたび,はからずも浅学非才の私が
監査委員のご推薦をうけ,また本日,議員の先生方のご同意をいただきましたことを心から感謝申し上げます。
私は,昭和48年4月に開業させていただきましたけれども,勤務の期間を含めますと,約18年間中小企業の税務,会計等のお手伝いをさせていただき,常に納税者の側にたって様々なことを考え,また,勉強させていただいてまいりました。特に最近の納税者,市民は税金の使われ方に多大の関心があり,また,自治体の財政支出についても厳しい目をお持ちのように感じます。
そのような状況を考えますと,あらためて監査の重要性を認識し,私は未熟ではございますが,ひとりの職業会計人して,また税理士会の一メンバーとして,独立した公正な立場でお仕事をさせていただきたいと思っておりますので,どうぞ議員の先生方のご指導を賜りますよう,よろしくお願い申し上げます。本日は本当にありがとうございました。
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◎石垣克之氏あいさつ
○議長(大沢久君) 石垣克之さん。
〔石垣克之氏 登壇〕
○(石垣克之氏) このたび,はからずも議員の皆様方のあたたかいご同意を得まして,
教育委員会委員としての重責を担うことになりました。心から御礼を申し上げます。皆様のご指導,ご鞭撻を賜りながら,今後,誠心誠意この仕事に努力したいと思いますので,今後ともよろしくお願いいたします。
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◎佐藤市長あいさつ
○議長(大沢久君) 佐藤市長。
〔市長
佐藤幸次郎君 登壇〕
○市長(
佐藤幸次郎君) 12月市議会定例会が閉会されるにあたり,一言ごあいさつを申し上げます。
去る1日に招集いたしました今次市議会定例会に提案いたしました各案件につきましては,慎重なるご審議を賜り,それぞれご決議,ご同意をいただきまして,誠にありがとうございます。厚く御礼申し上げます。会期中におきまして各位から寄せられましたご意見,ご要望等につきましては,十分尊重いたしまして,今後の市政運営に取り組んでまいりたいと存じます。
本年もあますところわずかとなりましたが,各位におかれましては,時節柄健康に十分ご留意のうえ,よき新年を迎えられますとともに,今後とも市勢発展のための特段のご尽力を賜りますよう,お願い申し上げまして,ごあいさつといたします。本日は誠にありがとうございました。
――
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◎閉会
○議長(大沢久君) 以上をもちまして平成7年12月市議会定例会を閉会いたします。
午後4時15分 閉 会
議 長 大 沢 久
署名議員 金 峰 聡 和
署名議員 荒 井 啓...